この週末に熊本でも一箱古本市が開催され、書肆 清貧の書も第一日目に出店しました。
主催は上通りアーケードの老舗書店、金龍堂まるぶんさん。
初日の出店者は全部で四組。
トレードマークであり、地元の人々に親しまれている正面入り口のカッパ像を囲むように箱を設置します。
このカッパ、季節に応じて衣替えをおこなうシャレオツな奴です。
この日はハロウィン姿でPR。
カッパが鎮座ましましている池の底を覗くと、なぜかお賽銭がたくさん。
妖怪にご利益を期待していいのか?と首をかしげつつ、私も5円玉を投じ、盛況を祈願。めざせ完売!
ということで、結果はこちら。
「書肆 清貧の書」今回の売上本 計37冊(ほぼ売れた順)
- 『考える人』 2007年春号「特集・短篇小説を読もう」
- 『渡辺篤史の建もの探訪BOOK』
- 『考える人』 2008年夏号「特集・自伝、評伝、日記を読もう」
- 『ねこぢる大全』 上下巻
- 手塚治虫『ばるぼら』 上下巻
- 開高健『人とこの世界』ちくま文庫
- 江國香織『つめたいよるに』新潮文庫
- 江國香織『こうばしい日々』新潮文庫
- 菊池寛『貞操問答』文春文庫
- 飯島奈美、榑谷孝子『ごはんにしよう。―映画「南極料理人」のレシピ』
- 小島信夫『墓碑銘』講談社文芸文庫
- 夏木マリ『カッコいい女!』ワニ文庫
- 『文豪ミステリ傑作選』河出文庫
- 岸本佐知子編訳『変愛小説集』
- 岸本佐知子編訳『変愛小説集?』
- シュペルヴィエル『海に住む少女』光文社古典新訳文庫
- 干刈あがた『ゆっくり東京女子マラソン』福武文庫
- 伊丹十三『問い詰められたパパとママの本』新潮文庫
- 川津幸子『100文字レシピ』新潮文庫
- 中勘助『銀の匙』岩波文庫
- 山本文緒『ブラック・ティー』新潮文庫
- 手塚治虫『アドルフに告ぐ』全四巻 文春文庫
- 『考える人』2009年秋号「特集・活字から、ウェブへの……。」
- 『考える人』2008年春号「特集・海外の長編小説べスト100」
- 山田詠美『無銭優雅』幻冬舎
- 『小林賢太郎戯曲集 home FLAT news』幻冬舎文庫
- 『小林賢太郎戯曲集 椿 鯨 雀』幻冬舎文庫
- 矢田津世子『神楽坂/茶粥の記』講談社文芸文庫
- 久世番子『暴れん坊本屋さん』全3巻 新書館
- レベッカ・ブラウン『私たちがやったこと』新潮文庫
売れた順が「ほぼ」なのは、束ねたスリップを一度ばらしてしまったため
曖昧な記憶を元に再編集しているからです。
順番について、個人的に重要なのは一番の売れ残り候補だった「ねこぢる大全」が比較的早い段階でお買い上げいただいたことくらいでしょうか…。
心願の完売は叶わず、10冊ほど手元に残りましたが、たくさんの方と交流出来てよかったです。
この地に越してきて一年余り、読書人はちゃんとこんなにいるんだ!と確認できたのが、大収穫です。
それから、去年のブックフェスタベップでいただいた南陀楼綾繁賞の箱!
これがようやく日の目を見たので、一安心(?)でした。
これからもっともっと活躍の機会が増えますように。
店主としての参加は一日目だけでしたが、二日目にはお客としてちらっと通りがかりました。
(バッテリーが足りず、写真が撮れませんでした。ゴメンナサイ)
昨日お買いものしてくださった方から、たぶん同額分を購入。
お金を媒介していながら、その実やっていることは本の交換。
この状態こそ、一箱古本市の醍醐味かなと思いました。
熊本での初めての一箱古本市ということで、二日間併せて7箱というコンパクトさでしたが
ゆくゆくは、上通り・下通り・新市街までもの書店や文化施設を巻きこんだ、
福岡の「ブックオカ」に匹敵するような大イベントになっていったら素敵だなと思います。
参加された皆さま、主催のまるぶんの皆さま、お疲れさまでした!!
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